日本の教育の限界から学んだ、私の教室が目指すもの
March 13, 2026
前回、ニュージーランド航空でのブレインストーミングで一言も発することができなかった経験を書きました。あの経験以来、「日本の教育が育てているもの」と「育てていないもの」について、ずっと考え続けていました。
そしてその問いは、その当時幼稚園児であった自分の娘の教育をどうするかという、親としての切実な問題でもありました。詰め込み式の教育ではない、「考える力」を育てる教育を娘に与えたかった。でも、具体的にどうすればいいのかが見えていませんでした。
旅行先で出会った、ある記事
転機になったのは、2023年のある旅行先で読んだ一本の記事でした。
その記事では、日本の教育制度の問題点が指摘されていました。日本の大学卒のほとんどが「ロジカルシンキングができない」という指摘。受験システムが記憶力と反射神経を試すものであり、「記憶しなさい」は「考えるな」と言っているのに等しいという主張。 そして、世の中のほとんどのことには「絶対的な正解」など存在しないのに、日本の教育は常に正解を前提に試験をしているという指摘。
読んだ瞬間、頭の中ですべてがつながりました。
NZ航空のブレストで一言も発することができなかった自分。過去の事例からしかアイディアを生み出せなかった自分。それはまさに、「正解を探す教育」で育った結果だったのです。
○×だけの世界ではない。過去の経験だけでは正解を導き出せない。正解のない答えを探すことが必要なのだと。
そして、それを自分の娘にも、同じ悩みを持つ他の日本人の子どもたちにも伝えたい。そう思ったのが、教室を開けるきっかけでした。
「正解のない問いを探す旅」
2024年10月、オランダのハーグで「ロジカルシンキング教室」(旧ディベート教室)を開講しました。
ディベートを通じて、「考える力」「伝える力」「聴く力」を育てる。言い負かすのではなく、相手の意見にも耳を傾けながら、自分の考えを論理的に組み立てて話す経験。それが、日本の教育では得られない「正解のない問いを探す旅」です。
現在はハーグの対面教室での実績をもとに、オンラインクラスとしてヨーロッパ全土に展開しています。ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ベルリン、アムステルダムなど、ヨーロッパ各地から参加可能です。 無視できない現実として受験対策があるのも重々承知しています。でも、折角ヨーロッパに滞在されているのであれば、日本の型にハマらない教育の刺激を受けてみませんか?
